(知事)
【平成31年度静岡県立東部看護専門学校助産学科入学生(第1期生)募集】
続きまして、平成31年度静岡県立東部看護専門学校助産学科入学生第1期生の募集についてであります。
安心して安全に出産ができる、また母子の健康、家庭での育児支援の充実を目的にいたしまして、平成31年4月1日に、東部看護専門学校に東部地域で初めてとなる助産学科を開設いたします。
助産学科では、充実したカリキュラムと臨地実習による技術の体得を通して、女性の生涯に寄り添うことのできる新しい時代の助産師を養成してまいります。
来春、来年の春の助産学科の入学生の募集に先立ちまして、6月28日、8月7日、8日、21日の4日間、入試説明会、これ予約制でございますが、これを開催いたします。現在、参加者を募集しております。助産師を志される皆さんに、ぜひ参加をお願いを申し上げたく存じます。
今後も、各地域に必要な助産師が確保できるように、市町や関係団体と連携をして養成に努めまして、誰もが安心して出産をし、また子育てもできると、夢と希望にあふれた「生んでよし 育ててよし」の地域づくりに取り組んでまいりたいと思っているところであります。
【富士山の開山〜安全登山、混雑の緩和、協力金のお願い〜】
六つ目の発表項目でありますが、富士山の開山についてです。
来月、富士山の夏山シーズンが始まります。この夏の開山期間は、本県では、昨年と同様、7月10日から9月10日まででございます。
開山期間中は、週末やお盆に登山者が集中していることが分かっております。御来光の特に時間帯はですね、山頂直下の登山道が大変に混み合いますので、山梨県と共に、皆さんのお手元に配布いたしましたけれども、混雑予想カレンダーを登山用品店などへ配布したり、富士登山オフィシャルサイトへ掲載するなどいたしまして、事前の情報発信を充実させ、登山者の平準化を目指してまいりたいと思っています。
富士登山を予定される皆さまには、混雑する週末、お盆を避けていただき、山小屋付近で御来光を見てから山頂を目指すように計画を立ててくださることで、「信仰の対象」と「芸術の源泉」としての富士山だということで、その価値を感じていただいて、安全で快適な登山がしていただけるようにと存じます。
富士山保全協力金につきましては、世界遺産富士山の顕著な普遍的価値を広く後世へ継承するための意識醸成を理念とし、利用者に応分の負担を求めるものといたしまして、平成26年度から本格的に導入し、今年で5年目を迎えます。本県ではこれまで約19万人の方から、1億8600万円余りのご協力をいただきました。このご協力金は、山小屋のトイレの改修、噴火に備えたヘルメットなど、またゴーグルの配備、救護所の開設費用など富士山の環境保全および安全対策に活用しております。
今年度も、昨年と同様に、開山期間中に各登山道の五合目および水ヶ塚駐車場で受付を行います。頂いた協力金は、外国人のマナー向上対策、救護所の開設費用など環境保全および安全対策に引き続き活用してまいります。また、インターネット、コンビニエンスストアでも6月1日から受付を始めておりますので、富士山を守るためにぜひご協力をいただきまして、この点、心からお願いを申し上げる次第であります。
富士登山をされる皆さまには、体調を十分に整えていただき、ゆっくり登る、水の補給を怠らない、深呼吸を度々するなど、富士登頂三原則、皇太子殿下直伝の三原則でありますが、この登山の仕方を守りまして、同時に、突然の噴火などに備えまして、ヘルメットとゴーグルを持参するなど万全な装備で、安全で快適な登山を楽しまれるように、重ねてお願い申し上げるところであります。
【全国高校総体 平成30年度東海総体と平成32年度(2020年度)陸上競技の静岡県開催】
七つ目でありますが、全国高校総体、平成30年度東海総体と平成32年度、2020年度でありますが、陸上競技の静岡県開催という朗報についてであります。
まず、高校生最大のスポーツの祭典である全国高校総体、いわゆるインターハイが、7月末から開催されます。今年は東海ブロックでの開催となりまして、本県では7月31日か8月12日にかけまして、自転車競技が伊豆市、女子サッカーが藤枝市で実施されるなど、県内各地で6競技8種目が開催されます。
大会開催に向けまして、県内高校生約1万人も広報や記念品作成などの活動に取り組んでくれております。約7万人の観客がお越しになると見込まれておりまして、その準備を進めておりますが、さらに多くの県民の皆さまに会場に足を運んでいただいて、高校生を応援してくださるようにお願いしたいと存じます。これが今年ですね。
それから、平成32年度、2020年度、オリンピック・パラリンピックの年ですが、この年のインターハイは、北関東ブロック開催の順番ということでございましたけれども、この東京2020オリンピック・パラリンピックの開催によりまして、ブロック内で全種目を開催することが困難ということが分かっております。
そこでこのほど、全国高等学校体育連盟、日本陸上競技連盟、静岡陸上競技協会等関係団体の方から、陸上競技の本県開催について強い要請がございましたので、これを受け入れることにいたしました。
平成32年、2020年8月11日から6日間、静岡県小笠山総合運動公園スタジアム、エコパスタジアムを会場に、インターハイ陸上競技を開催する予定でございまして、全国から6万5千人から8万5千人の来場が見込まれるところであります。
加えてもう一つございます。この2020年の夏は、8月17日から全国中学校体育大会も四つの競技が県内で開催されることが決まっております。
大規模な大会が、7月から9月にかけて県内全域で開催されるということで、スポーツ機運が大いに盛り上がるとともに、多くの選手、役員等の関係者や観客がご来県くださいまして、静岡県の魅力を発信する絶好の機会となると期待しているところであります。
以上が今回の発表項目であります。
(幹事社)
ありがとうございました。発表項目について質問のある社はお願いします。
【全国高校総体 平成30年度東海総体と平成32年度(2020年度)陸上競技の静岡県開催】
(記者)
2020年度の陸上が県内でインターハイが開かれるということに関して質問がございます。改めてなんですけれども、こういった東京オリンピックが開かれる年にですね、インターハイが陸上競技が静岡で行われるというところの意義について改めてお願いいたします。
(知事)
そうですね、大変ありがたく思っています。2020年東京オリンピック・パラリンピックは静岡県下では自転車競技、トラック競技とマウンテンバイクとロードレースが開かれることになっているわけですけれども、静岡県がスポーツ王国になれる可能性というのが非常に高こうございますし、いわばスポーツ王国の復活という面もありまして、そういう意味でですね、裾野を広げようというそういう運動を起こしているところであります。そうした中、高校総体、インターハイというのは極めて重要なスポーツイベントでありまして、陸上競技がエコパっていう素晴らしいスタジアム、しかもそこはその前年、すなわち2019年にワールドカップが行われたところでありますから、そういう意味でですね、今新しくラグビー用にこれからいろいろと改装もしてまいりますけれども。そういうスタジアムで競技するということは、来た人にとってもですね、ものすごい感動があるというふうに思っているところでありまして、スポーツの裾野を広げるということと、中学、高校生、少年少女にですね、スポーツをする喜び、見る喜び、支える喜びをですね、広めていくといいますか、そういうきっかけにしたいというふうに思っております。
それからまた、当然全国からお越しになられるので、全国の皆さまに静岡県をアピールする機会にもしたいというふうにも思っております。 |